どんな人が介護業界に向いているのでしょう

介護の求人は、ハローワークや転職サイトで常にあるといっても差し支えないのが現状です。
この理由は、高齢化が止まらない我が国の現状をふまえ、各企業が事業を拡大していることがあげられます。
また、介護業界は待遇面などが他の業界より良くない場合が多く、離職率が高いので、常に職員の確保に追われている現状もあります。
上記をふまえて、今の介護業界には、どんな人達が向いているのでしょうか。
まず、各企業が参入している点ですが、福祉とは無関係の企業参入が見受けられます。
マニュアルくらいは整備されているでしょうが、介護の実践の積み重ねが無いので、新入職員や、転職してきた未経験者への手厚い指導は期待しない方が無難です。
だから、上司や先輩の介護技術を盗むスキルが要求されます。
また、介護福祉士という国家資格の試験の参考書やDVDを買うとスキルだけではなく、心構えから腰痛予防まで介護の仕事に必要なことが網羅されています。
次に、待遇の問題だが、3年以上介護業務に従事すれば、国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができるようになります。
この試験は合格率が7割を超えていますので、取得しやすいといえます。国家資格を取得すれば、今の職場で昇進・昇給したり、他の待遇のいい職場へ転職しやすくなります。
さらに、介護福祉士を取得してから5年経てば、介護支援専門員の受験資格を得ることができるのです。
つまり、現在の介護職に向いている人は、キャリア設計ができて、それを実現するための忍耐力があり常日頃から向上心を忘れない人といえるでしょう。